2012年05月12日

ばいばいばーちゃん

8日に益田のおばあちゃん(母の母)がなくなりました。83歳。

とっても器用で、料理上手で、(最近は目が不自由になってできなかったけど)洋裁も得意で、
とってもチャーミングでかわいくて、優しくて楽しくて、食いしん坊でポチャッとしてるけどおしゃれで、少女のような人。

もうおばあちゃんの冗談とかニコニコの顔、見れないと思うとさびしい。
みんないつか死ぬけど、もう会えないなんてさびしいなぁ。

こないだ大腿骨を骨折して、入院してリハビリをど根性でがんばっているおじいちゃんは
「なんでもう少し(リハビリ終わって元気になるのを)待っててくれんかったかいのぅ」って言ってた。

私らが小さい頃2人は山口の宇部に住んでいて、夏休みは毎年そこで過ごしてました。
おじいちゃんと公園でセミを捕ったり、
おばあちゃんのちらし寿司や煮物、天ぷらのごちそうが嬉しかったり、
手入れの行き届いた畑に行ったり、
畑で取れた野菜がいっぱいのお味噌汁って美味しいなぁって思ったり、
家のボットン便所や鬼のお面におびえたり、
おじいちゃんのジンタンを食べてみたり、
お酒に酔っぱらったおじいちゃん臭いけどひざに座ってあげたり、
寝る前はおじいちゃんが作ったお話を聞いたり(行き当たりばったりでもとっても面白いの)、
おばあちゃんはアイスのこと「クリーム」って言うなぁって思ったり、
奥の部屋にはボタンや布が所狭しとしまわれていたり、
5歳頃の母の写真が鏡に映る自分にあまりにそっくりでビックリしたり、
常盤公園でゆっくり歩くおばあちゃんがいたり、
おじいちゃんと竹とんぼを作ったり、一緒に絵を描いたり、
近所に髪を切りにいったらおじいちゃんが絶賛してくれたり、
ひょうたんとかほおずきとか、知らなかった植物に会ったり、

山口の思い出って、すごい印象深いな〜。
記憶力乏しい自分の脳みそが記憶しているはじめの記憶を形成している大部分かも。

あ、今思ったけど、益田のおじいちゃん&おばあちゃんは、私にとっては2人でひとつだ。
ひとりずつに思い出はそんなになくて、いつも思い出には2人いる。
あぁ〜〜〜、なんだか、しみじみ、いいなぁ。
2人でひとつの夫婦だったんだなぁ。
そして、半分失ったおじいちゃん、さみしいだろうなぁ。

おばあちゃんはいつも優しく、私らのこと平等にかわいがってくれたなぁ。
なんか色々、本当は忘れたくなかったのにもう忘れちゃった。
なんだかすごく、光がサンサンと輝いているイメージ。夏だからかな。

そうだ、畑で取れるそら豆(さやをむいたので印象的)など季節の野菜をいっぱい送ってくれてたなぁ。
あのときより味の分かる今、あのそら豆食べたい。


さてさて、長くなっちゃってこれ以上書くのがおっくうになってきたので、
おばあちゃんが最近行きだして、すごいわくわく楽しみにしていたデイサービスに着て行きたかった
(おばあちゃんったらデイサービスのおかげで再び洒落っ気づいて、毛染め&パーマしに美容院にいきたてだったの)
「おばあちゃん手製ワンピースを着てみたしば子ちゃんのおばあちゃん追悼ピクチャーズ」でしめたいと思います。

化粧前(一応いつもするよ)、手には杖、腰にはおじいちゃんベルト、足下はおじいちゃん草履というスペシャルスタイル。












決まった…!!

何枚もひつこすぎるし、おかまバーの店員さんにしか見えない…w
一応女だよ。

やっぱこれでしめるのは気がひける(?)ので、おばあちゃんが使ってた歩行機のかごにひめっちを入れた様子でラスト。


貞子じゃなくてサトコ


無言で可愛い。  

Posted by しば at 19:37Comments(4)その他のできごと